沖縄県は台風の発生地域付近に位置しているので毎年何度も台風被害に見舞われます。
気象庁HPによると、沖縄県への台風接近数の平均は7.4回(1981年〜2010年)と年に約8回も接近しています。
台風とは?
台風(たいふう 英: Typhoon)は、北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17.2m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称。

強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすことが多く、ほとんどの場合気象災害を引き起こす。上空から地球に向かって見ると反時計回りの積乱雲の渦からなる。超大型と呼ばれる台風は風速15m/sの強風域が半径800km以上と、とても大きな台風となる。
Wikipediaより
Wikipediaには難しい言葉が沢山書かれていましたが簡単にいうと赤道より北にある熱帯低気圧の中心付近が最大風速34ノット以上になると台風と定義されるそうです。
なぜ沖縄に台風が来るの?
沖縄付近を通過する台風が発生する場所はフィリピン沖です。
この日本のはるか遠い南の地域で発生した台風、初めは対流によって北へ。その後、貿易風の影響で北西に進みます。
そのまま沖縄付近に近づいてくるのですが、ある程度近づくと貿易風の影響が弱まりまり、その風の影響が無くなった台風は対流により再度北上します。
すると沖縄地域あたりで偏西風の影響を受け、北東へと進んでいくんです。

このようなメカニズムで沖縄は台風の通り道になっちゃっているみたいなんです。
台風の風速や強さ・ヘクトパスカル(hPa)について

気象庁HPより
強さの階級分けでの風の強さの目安
- 30m/s
雨戸または屋根が飛ばされることがある。しっかりしていない家が倒れる。電柱が倒れることがある。 - 40m/s
身体を45度に傾けないと倒れる。小石が飛ぶ。 -
50m/s
たいていの木造家屋が倒れる。樹木は根こそぎになる -
60m/s
鉄塔が曲がることがある。
ヘクトパスカル(hPa)とは
ヘクトパスカル(hPa)とは気圧の単位になります。台風のニュースなどで中心気圧を表すために使われます。
よく台風情報で聞くのが「台風の中心気圧は940ヘクトパスカルです。」
ってな感じで気象予報士さんが言ってたりしますよね。
ちなみに数字が大きい方がデカい台風な感じがしますが、実際は数字が小さい方がデカいヤツになります。
これは台風の中心と周りの気圧差が大きい方が大気が流れ込みやすくなるためだそうです。
台風は左右で違いがある
台風は中心よりも進行方向に対して右側(南東側)のほうが一般的に風雨が強くなります。
これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じなので、より強く風が吹き荒れるため。

気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を危険半円と呼びます。
台風による被害が多い場所
普段は気にしていない室外の荷物。
ただ、台風時には注意が必要です。強い雨風によって小石ですら凶器になりかねません。
大型の台風にもなると外では看板やゴミが飛んできてもおかしくありません。
もちろん自宅のベランダや庭・玄関口・駐車場も例外ではありません。
自宅にいても我が家が被害に遭う可能性を考慮して事前に対策を立てましょう。
窓ガラス
やはり被害が多いのは窓やドアのガラス部分です。

自宅の外壁などよりも被害が分かりやすいのもあるかもしれません。
台風時に窓ガラスが割れるとガラスが飛散する上に雨風が家の中に入り込み風向きによっては掃除をするのも困難になります。
台風前には確実に対策を実施しましょう。
我が家の台風対策
まず、台風が発生したらWEBやスマホのアプリから天気図と中心気圧(hPa)と予想進路を確認します。
台風が来る2日前、どんなに遅くとも前日には家の外やベランダに置いてある荷物を建物の中に避難。ベランダの物干し竿も忘れずに!
停電に備えて冷蔵庫や冷凍庫に保存する物は買わない(結構大事)。
などなど
窓ガラスの養生
窓ガラスの養生はガムテープや布テープでバッテンのイメージですがこれをすると剥がせなくなってしまいます。
窓ガラスには飛散防止フィルム、または養生テープを貼りましょう。
ベランダや庭にある荷物の避難
我が家はマンションなのでベランダにある荷物を全て家の中に。
窓の目の前にブルーシートを広げてその上にベランダに普段置いている荷物を移動します。
ベランダの荷物はベランダストッカーなどに普段から纏めておくと楽です。
こちらの商品はベランダストッカーやキャンプに使用する人も多くおすすめです。
食料と水の確保
台風時にはお店関係が閉まっている事が多いため自炊用の食料品が必要となります。が、停電になる可能性もあるため冷蔵庫で保管する物は買えません。
ここは素直にカップラーメンやレトルト食品など常温保管ができる商品にしましょう。

ガス、電気が使えないこともあるのでパンなどもある程度購入した方がいいと思います。
飲み物は洗い物の事を考えて500ミリのペットボトルがおすすめ。
気持ち多めに買っておきましょう。
停電に備えて
停電すると普段かなり電気に頼っている事が分かります。
食事は勿論、災害情報もテレビ、スマホと電気がないと使えません。
最低でもスマホの充電はフルにしておきましょう。
モバイルバッテリーを持っていると便利です。
懐中電灯やランタンといった灯も必要です。
どちらも電池式を選びましょう。
車にも対策を
車の対策は周りに飛散してきそうな大きめの荷物があれば片付ける。
近くに屋根付きの有料駐車場があればそちらに移動する。私の友人は那覇空港の駐車場などに停めています。
確か2,000円しなかったと記憶しています。
また屋外の駐車場の場合は気休め程度としてもガソリンは満タンに入れておきましょう。
車の重量が重くなり風に押される可能性が減ります。
また、台風時はガソリンスタンドは閉まっていますので急な移動でもガソリンが少ないと不安ですからね。
台風上陸時の暇つぶし
間違ってもお散歩なんかしちゃいけませんよ。
どうしても外に出なければいけない場合には傘を差してはいけません。
傘が壊れたり、風に飛ばされて怪我をする恐れがあります。
傘が飛んでしまったら凶器になってしまいますしね。

こういう時は大人しく自宅で過ごしましょう。
私はいつもお酒とツマミを事前に買ってテレビやAmazon primeを見ています。
プライム会員なら様々な作品を見ることができます。
30日間無料期間(お試し期間)がありますので、まずは1ヶ月間無料登録で視聴してみてください。
ちなみに台風の時でも停電にならない限り大体ユニオンは開いてます。
まとめ
台風が近くに上陸しそうな場合は
- 台風が近づいてきたらWEBや天気アプリで早めにチェック。
- 2日前には台風対策を!窓にガムテープは禁止。
- 車のガソリンは満タンに。
- 非常食は日持ちがするラーメンやレトルトがおすすめ。停電に備えてパンなども。
- スマホは充電しておこう。モバイルバッテリーがあれば安心。
- 懐中電灯かランタンは買っておこう。どちらも電池式を。
- 暴風域に入ったら外に出ない。暇潰し対策はしっかりと。Amazon primeがおすすめ。